ExiftoolとAutomatorを使って画像にタグを自動的に埋め込む方法

テクニック
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画像にはメタ情報が埋め込まれています。写真画像に撮影したカメラのデータなどが埋め込まれるEXIFが有名です。IPTC/XMPは、主に著作権や画像の説明など写真を撮る側の情報が埋め込まれています。

検索エンジンで検索される画像は、IPTCデータが埋め込まれていれば、その情報も表示されます。著作権の有無でも検索できるオプションがあるのはそのためです。

このIPTCデータを書き込めるツールにソフトはExiftoolが有名です。コマンドツールなので、MacにあるAutomatorで自動処理させるて簡単に情報を書き込めるようにできます。

既にある画像に、後からIPTCデータを書き込むのに右クリックのクイックアクションに登録して使うと便利ですよ。

色んなやり方があると思いますが、ここでは決められたIPTCデータのうち、著作権情報に任意の文字列を入力する方法です。

macOSに搭載されているAutomatorを使います。

任意の文字列を埋め込めるようにする

実際の操作は、画像ファイルを1つまたは複数選択した状態で、右クリックメニューからクイックアクションにある「JPG・PNG画像の著作権情報の追加」といった名称で作ったスクリプトファイルを選びます。

ダイアログボックスを出して、そこに任意の著作権情報を入力すると、Exiftoolのコマンドスクリプトを実行させ、IPTCメタデータの著作権(copyright)に書き込みます。

最後に終了したことが分かるように、macOSの通知で知らせるといった流れになります。

スクリプトファイルのオプションなどは、Exiftoolを参考にしてください。今回はIPTCを最低限の指定をしています。

Exiftoolは先にインストールしていてください。

Automatorの設定

Automatorから新規書類を選び、Workflowを選びます。

Workflowのファイル本体は、/Users/ユーザ名/Library/Servicesにあります。日本語macOSだと隠しファイルで「ライブラリ」と表記されています。

隠しファイルを表示するにはFinder上で Shift + command + .(ドット)で表示できます。

最終的には次のようにします。

この中で、②は画像ファイルの拡張子を指定しています。無くても動きますが、画像ファイル以外でも選べてしまうので、間違いを防ぐためです。同じ意味で最上段にあるワークフォローを受け取る項目はファイルとフォルダ、検索対象がFinder.appとしています。

メインは⑥番目のシェルスクリプトです。

シェルスクリプト実行の前に③番目に変数「c_name」を設定と取得をしています。テキスト入力ダイアログと挟むことで、変数のセット→文字入力受付→変数の値を取得という流れです。

for f in "$@"
do
    /usr/local/bin/exiftool -codedcharacterset=utf8 -overwrite_original_in_place -copyright="(c)$1" -artist="$1" -iptc:by-line="$1" -iptc:credit="$1" -iptc:copyrightnotice="(c)$1" "$f"
done

“$1″に取得した変数が入ることで、任意で入力した文字列でIPTCなどのデータを埋め込んでいます。

日本語を入力する場合に備えて、文字コードはutf8を指定しています。細かいオプションはExiftoolの公式ページで付け足してください。

ここでは、次のオプションを利用しています。ダブルコーテーション内が入力されるデータです。(c)などは任意で変更してください。テキストデータとして扱われます。

  • -copyright=”(c)$1″
  • -artist=”$1″
  • -iptc:by-line=”$1″
  • -iptc:credit=”$1″
  • -iptc:copyrightnotice=”(c)$1″

なお、作成時に最初からfor~以下が入力されていると思います。doとdoneの間に記述するだけです。

for f in "$@"
do

done

埋め込まれたか確認

macOSであれば、標準アプリのプレビュー.appで確認できます。ツール – インスペクタを表示(command + i)

試したのはPNG画像です。テキストで入力した「test」にコマンド内で指定していた”@”も含めて情報が埋め込まれたことが分かります。

ダイアログボックが少し小さいのが難点ですが、実用的だと思います。

最後に通知させて終了します。

著作情報も検索エンジンに知らせる

ブログやサイトで使う画像データも、著作権情報としてIPTC(今はXMP)があれば、検索にもヒットします。埋め込んだデータは消されないわけではないので、セキュリティというよりも検索エンジンに情報を伝える役割が大きいと思います。

Exiftoolはコマンドラインのツールソフトながら、Exifをはじめ、IPTC、XMPと指定できます。

macOSのAutomatorを使えば、マウス操作だけでコマンド操作せずに実行できて便利です。任意の文字列を入れたい人は参考にしてください。