WordPressのプラグインは、数が多くなると不具合の発生頻度が上がりますから、できるだけ数を少なくしたいところです。Wordpressテーマで補えることも多いので、多くても15個ぐらいを目安に使っています。
なるべく少なく抑えた方がトラブルに出会う機会も減ります。
WordPressのプラグインはインストール数を控える
ブログやサイトを運営していれば、Google AdSenseやTheMoneytizer、Google Analyticsなどでデータを参照する機会も多いでしょう。。こういったWebサービスの中には、それぞれWordPress用のプラグインが用意されています。
使えば分かりますけど、とても動作が遅いですよね。DBも含めサーバを圧迫します。
だから、専用のプラグインは使用しません。
WordPressのダッシュボードがいくつも存在するような形になり、その画面を開こうとする度にデータ通信されてしまいます。
登録しているユーザーページで確認すれば済みます。プラグイン総数を抑える意味でもお薦めはしません。
もちろん利便性を優先して導入してもいいでしょう。
汎用的なプラグイン
何かのサービスに特化したプラグインを省くだけでも数は減るでしょう。逆に導入したいプラグインは、Wordpress全体の利便性や表現が広がるプラグインです。
例えば、後ほどご紹介する「Converter for Media」は、既存のJPEG、PNG、GIFの代わりに、サイズが小さいWEBP形式の画像へ代替表示をしてくれます。
サイトへのアクセス速度はGoogleも推奨しているため、データ送信量を抑えられて効果は大きくなります。
過去にアップロードした画像をすべて手動で変換するのは現実的ではありませんからね。このような便利なプラグインは使っていきたいところです。
逆にこれからサイトを立ち上げる場合、最初からWEBPやAVIF形式の画像でアップロードすれば済みますから、コンバーターの必要はなくなります。
「Converter for Media」の場合は、更新頻度も高くWordPress本体の更新から遅れることはあまりありません。既存のサイトにはお薦めです。
厳選した8個
表現したい用途や、セキュリティ的な配慮から次の8個は2024年でもレギュラーで活用しています。高機能の物もありますが、ほとんどが簡単に設定できる物を選んでいます。
どれも無料の範囲で充分に使える機能を持っています。
これに加え、ブログに合わせたプラグインを2、3個追加して運営しています。理想はなるべく10個くらいにしたいですね。
プラグイン名 | 役割 |
---|---|
Ad Inserter | 広告の挿入 |
BBQ Firewall | 簡易的なファイヤーウォール |
Converter for Media | 画像を軽量なwep形式に変換 |
iQ Block Country | 国別によるアクセス禁止設定 |
SEO SIMPLE PACK | 基本的なSEOの設定 |
(WP Multibyte Patch) | 日本語2バイト問題対処(必須) |
WP Revisions Control | 溜まってしまう変更履歴の制御と削除 |
XML Sitemap & Google News | サイトマップの送信 |
XO Security | ログインURLの変更など多彩なセキュリティ対策 |
中には設定が少し難しい部類になるプラグインもあります。テーマと相性がいいプラグインがあれば優先してください。
WP Multibyte Patchは日本語のWordpressではずっと必須になっています。2バイトから起こる問題を避けるためで、ここでは数に入れていません。
各プラグインの効果
個別に経験上でどの点が有益だったのか、簡単な紹介、解説をしていきます。
Ad Inserter 広告の挿入
任意の場所に広告を挿入するためのプラグインです。
広告ではなくても、コンテンツ内に何かしらを差し込めるツールとしても有効です。
特に使用しているWordpressテーマでは表現できない場所に表示させることもできるため便利です。
特定のカテゴリーやタグを条件に、HTMLやショートコードを差し込める機能がメインになっています。かなり細かく設定もできるため、最初は上手く表示できないこともあるでしょう。
少なくてもHTMLやCSSを理解しておく必要が出てきます。
BBQ Firewall 簡易的なファイヤーウォール
無料版では何も設定する必要もなく動作します。任意で設定するには有料版が必要です。但し、簡易的なファイヤーウォールとして何もインストールしないよりはマシなのでおすすめします。
同じ用途で別のプラグインはほぼ有料です。
サイトの規模が大きくなったら、有料版か他の有料プラグインを導入した方が良いでしょう。かなりの無差別攻撃をログで確認できると必要性を感じます。
Converter for Media 画像を軽量なWEBP形式に変換して代替表示
プラグインが登場した初期から使用しています。無料でもWEBP形式に変換して代替表示してくれます。(AVIF形式は有料プラン)
かなり容量が減るため、ブログのスピードアップに必須になってきました。オリジナルのJPEG・PNG・GIF画像はそのまま何もせずとも、表示する際に変換したWEBP形式の方を表示してくれます。対応していないWebブラウザの場合はそのままオリジナルを表示させてくれます。
実際にサーバ内でWEBP形式に変換しているため、あまり画像が多いとサーバ容量を圧迫しますので注意してください。
iQ Block Country 国別によるアクセス禁止設定
iQ Block Countryについては別の記事を参照してください。特定の国からのアタックに困っているなら導入すると効果を感じられます。
但し、国内でも広告排除やトラッキング防止のため、DNSサーバやVPNサーバ、プロキシサーバを経由してアクセスされることがあり、設定した対象国経由となればそれもブロックしてします。中には閲覧できないと言うユーザーが現れますね。
SEO SIMPLE PACK ※ 基本的なSEOの設定
SWELLテーマを使っている人はセットで導入したいプラグインです。作者が同じ(組織名)なので、親和性が高いのはいうまでもありません。
必要なSEOの基本事項はすべて抑えてある印象です。これ以外にSEOに関係するプラグインがあれば必須ではありません。
WP Multibyte Patch 日本語2バイト問題対処(必須)
日本語でWordpressを更新するなら入れておきましょう。※導入プラグインの数には入れていません。
WP Revisions Control 溜まってしまう変更履歴の制御と削除
リビジョンとは変更履歴を指します。Wordpressでは通常、記事を更新する度に以前に戻れるよう履歴として保存しておいてくれています。
しかし、これが無制限?なのが痛い。放っておくと1記事あたり50としても100記事で5000ファイルになります。
導入すれば、任意ですべて削除することやリビジョンをいくつまでと決めることができます。
個人差はありますけど、2〜3手戻れれば良いかなと感じています。
キャッシュ系プラグインがない状態でも、リビジョンは定期的に削除することをおすすめします。
XML Sitemap Generator for Google サイトマップの送信
サイトマップは検索エンジンに知らせる意味でも重要です。同じようなプラグインに共通していますが、一旦エラーが出ると自分が悪いのかプラグインの問題なのかがイマイチよく分かりません。
ブログの更新を始めたばかりの頃やPVが少ない内は、なかなか巡回にきてくれませんので、更新の度に通知してくれれるのは有り難いため入れて損はないでしょう。
PVが増えていけば巡回頻度も上がるせいか、検索エンジンにすぐインデックスされるようになります。最初のうちは効果が大きいと思います。
XO Security
世界中でほとんどのブログはWordpressで運営されています。そのため何らかの攻撃やスパムの対象になりやすく、自らのブログを守る為にも、セキュリティ系は必須でしょう。
中でもこのXO Securityは、設定がまだ分かりやすく簡単であるためおすすめです。
詳しい設定などは、別の記事にまとめてありますので参照してください。
以上、8個のプラグインでした。
重要なのはやっぱりコンテンツ
実際にブログでお金を稼いでみると分かるのですが、結局はコンテンツの中身です。
WordPressのテーマは、見た目の部分という部分で影響を及ぼすことがあります。プラグインはテーマにはない機能を拡張する役割です。
現在はWordpressテーマが多機能になっていますので要らなくなったプラグインは相当数あります。
プラグインの数が少ない方が良いという結論に達したのは、各種エラーが発生した時にプラグインの数が多いと原因の究明に時間がかかるからです。
コンテンツ内容に時間を割きたいところです。