AppleCare+に加入していないiPhoneの有償バッテリー交換

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iPhoneSE(第二世代)を購入したのは2020年の6月だった。ちょうど4年を迎え、5年目に突入する。とうとうバッテリーが78%になってしまった。使える時間が極端に短くなった。80%以下は修理(交換)が必要な目安になっている。

次世代のSEは早くても2025年に登場と言われ、どんどんバッテリーが劣化しているのに持ちそうもない。そもそも気に入って購入するかどうかも分からない。
新品で買える現行のSE第三世代に買い替えるかとも考えたが、第三世代も2022年から既に2年経過している。出費としても62,800円かかる。

SEモデルで気に入っているのは、その小ささと物理ホームボタンがあるからであり、フラグシップモデルに魅力を感じていない。
この辺は好みの問題で、昔ほど各iPhoneに魅力を感じないから、こだわらずに現行の最新モデルを使うことにしようかとも思う。しかし、余計な出費は避けたい。

仕方ないので、バッテリーの交換で延命して次の魅力的なモデルを待つことにした。

バッテリーの状態

iPhoneでバッテリー関連を確認する(iOS 17.41)

  • 設定 -> 一般 -> 情報
  • 設定 -> バッテリー → バッテリーの状態と充電

最大容量が78%を交換して100%にできた。

地方に住んでいるため、正規サービスプロバイダ店を利用した。
バッテリー交換料金は、利用した最寄りの正規サービスプロバイダ店でもAppleストアと同じ料金だと分かった。送って数日かかるよりもマシだと考え、持ち込むことにした。

AppleCare+には加入していないため実費となる。そもそもAppleCare+加入料金とほぼ同じ料金から、1回のバッテリー交換を見込んで加入するのもいい。

購入から4年経ったiPhoneSEの性能は申し分なく、新品に買い替えの価格差は大きい。
価格差でAppleWatch9など他Apple製品を買える。

以前にMacBookProを修理に出したことが有り、Appleストアに配送で依頼しても僅か4日間程度だった。電話機だけにノートパソコンと違い手元にないと困ることが多いので持ち込むことにした。

結論からいうと、予約時間から申し込み手続きに20分くらいかかり、修理交換待ちに2時間かかった。都合良くショッピングを楽しめる施設内だったので助かった。修理費用も事前に確認した通りで特に疑問や問題はなかった。これは店舗によるが、スタッフ対応も滞りなくスマートだったと付け加えておく。

事前準備

持ち込む前にバックアップ作成をはじめ、少し準備が必要になる。

バックアップ

バックアップは日頃からしていても、敢えて当日の朝にも実行した方がいい。
バックアップは普段iCloudで行っている。念のため母艦のMacにも書き出しておきたい。MacやPCではデバイスのほぼすべてのデータと設定情報が対象になるからだ。

この辺はiPhone独特で分かりにくい。
今回はバッテリーの交換のため、基本は中身を削除するわけではない。修理などの場合は中身を消して作業することもあるため、必ず母艦へのバックアップはしておいた方がいい。

詳しくはApple公式サイトで説明されている。
お薦めは母艦のMac/PCへのバックアップだ。

iPhoneを探すを無効化する

「iPhoneを探す」はAppleIDとパスワードが必要になる。修理にあたり「iPhoneを探す」を無効にするのが条件になっているから、パスワードは覚えておかないとならない。
可能な限り、店舗に着いて引き渡す前に実行した方が良い。

無効化/有効化に必要なのは、AppleIDとそのパスワード。
特にパスワードはそもそもiPhoneに登録してあるから、複雑な場合は紙に書き出しておかないと覚えられない。もしくは別の端末(iPadなど)でキーチェーンのパスワードを参照すると良いだろう。

覚えている人でも、自宅で一時的に「iPhoneを探す」を無効化してみて欲しい。パスワードが合っているか確かめられるからだ。

充電状態

当日の充電状態に注意があった。

「iPhone のバッテリーの修理が必要な場合は、できるだけ、バッテリー残量を 30 % 以下にしてからお持ち込みください」

これは難しい。下手すると充電が切れてしまう。
前夜に充電をしないで予約時間までに間に合うかどうかだ。
前日に充電切れにし、30%を目処に充電しながら使うということになりそう。これが一番難しい対応だった。

結局は50%くらいで持ち込んだため、放電させる時間が必要と言われその分が待ち時間に反映されていた。30%以下にならないと作業できないとのことだった。

アップデート

iOSのアップデートも直接関係ないとも言える部分ではあるが、リスク回避でバックアップと共に必要なのだろう。
ちょうど予約の数日前にアップデートができる状態だった。意外と忘れがち。

予約手続き

実際に利用する正規サービスプロバイダ店でも、修理予約はApple公式から行うことになる。
公式サイト、正規サービスプロバイダ店のどちらもバッテリーの見積をしてからの方が安心だろう。Appleストアと料金が異なる場合があるからだ。
今回は同じだった。AppleCareに入っていれば0円なのも同じ。

(以下、全ての価格は2024年5月時点の税込み価格)
「Apple 正規サービスプロバイダが提供する修理料金や条件は、Apple が提供する内容とは異なることがあります」とあるから、不安な人は事前に確認した方が良さそうだ。

利用した正規サービスプロバイダ店の参考価格
Apple公式の見積価格

予約は公式サイトから

Apple公式サイトの「バッテリーサービス」

サインして該当機種を選ぶ。

第1世代のSEがあるのはご愛敬。今は自室のリモコン機と化している。

ストアを検索して持ち込む店舗を選択する。
ここで気を付けたいのは、位置情報をONにしていないと、デフォルトで地域が千代田区になっていること。
ここをクリックして自宅の場所を選択しないと、下に出てくる店舗に最寄りの店舗が出て来ない。

持ち込むストアを一覧から選んだら日時を選択する。
画面の通り、一週間先しか選択できないため、それ以上先の予約は後日にしないとならない。

日時を選択して内容を確認すれば予約は完了だ。
記載のように内容はメールでも届く。

最終的にメールも飛んできてお問い合わせ番号が表示されます。

デバイスを修理に出す準備をする方法が下部に出ているので今一度確認しておこう。

  • AppleIDとパスワードの確認とメモ書き
  • データのバックアップはiCloudまたはMac/PC
  • iOSはアップデートしておく

サポート体制と製品寿命

Apple製品を好んで使っている理由の1つにサポート体制がある。
個人差はあるけれど嫌な思いは一度もなく、むしろ気持ちの良い対応とスムースな手続きしか体験していない。
中にはそう感じない人もいるだろうけど、対面での受け答えや電話でのマナー、そして手続きするWeb画面等のUIはいつも感心している。

Apple信者と呼ばれるほど使用歴は長くなくても信頼を寄せている。(2010年からAppleユーザー)

製品寿命も長いと思う。

昔よりバッテリーの劣化は早くなった気がするが、OSも概ね5年は使え、対応しないOSまでおよそ6年半は現役でサポートしているモデルも存在している。
リセールバリューが高いのも人気の要因で、買い替え時に助かってきた。

新規購入を見送ったのは、円安で非常に高く感じる理由の他に、魅力的な機種が少なくってしまったからだ。現状のように価格が高くても、魅力的なモデルなら買い替えていた。

2025年中にはサポートが切れると思われる第2世代iPhoneSE(2020)なので、2025年にどの機種を購入するか迷っている。バッテリーが100%に復活できたためサポート終了まで付き合うことができそうだ。

中古での購入

Amazonをはじめ、ネットで買える中古iPhoneでもいいかなと思い始めた。

唯一、バッテリーレベルが懸念されるけれど、整備済みモデルと呼ばれるのはバッテリー80%以上は確保されている。中にはギリギリ82%というのも存在するから運の要素もある。

バッテリーだけなら一番出費が少ないものの、せめて前年のモデルならバッテリーもそれなりだと思う。円安が続くなら今後は程度の良い中古も検討してみようと思った。